韓国は、世界一のキャッシュレスです。2015年の世界各国のキャッシュレス比率比較表によると、89.1%にも達しています。ほぼキャッシュレス化です。一方の日本は、18.4%と世界と比較するとまったくその気がないのが分かります。なぜ韓国はキャッシュレス化が進んだのでしょうか。調べてみました。
韓国驚異のキャッシュレス化89.1%
グラフからもわかるように、韓国は、飛びぬけていますね。
いろいろと調べていくと、韓国では、日常生活でまるっきりと言っていいほど
現金を見かけないといいます。
なぜ韓国はキャッシュレス化が進んでいるのか?
韓国では、「脱税防止」と「個人消費拡大」のために、1999年あたりから
政府主導でクレジットカードの利用を促進したそうです。
「脱税防止」は、韓国では、自営業や個人経営のお店が多く、脱税に政府は頭を抱えていまし
た。
「個人消費拡大」は、1997年に通貨危機があったことから、経済の縮小したいための対策です。
その手法としては、クレジットカードを利用する場合、キャッシュバックや特典などをつけま
した。その結果、国民の多くがクレジットカードでの決済をするようになったそうです。
大人社会だけじゃないカード利用!
クレジットカードを利用するのは、収入があって信用がある人ですよね。カード会社でちゃん
と審査をしてOKがでたらカードが送られてきて利用が出来ます。
では、収入がない人たちや子供たちは、どうしているのでしょうか。
韓国では、「チェックカード」というものがあります。
日本では、デビットカードと呼ばれているようなもので、口座即引き落としカードです。
自分名義の口座があればカードはすぐ作れます。残高が「0」だと決済ができないというもの
ですね。
韓国はクレジットカードを使える場所が多い!
政府が主導してクレジットカードの推進をしていて、一定の年商を越えるお店に対してクレジ
ットの取り扱いを義務化しています。
スーパー、コンビニ、デパート、タクシーなど小毛てし、また小さな個人商店においてもクレ
ジットカードが使える場合もあります。
クレジットカードを使う側と使える場所がマッチしているのですね。クレジットカードをたく
さん所有していても、そのカードを読み取るレジや端末装置が無ければ当然利用できません
ね。
韓国驚異のキャッシュレス化89.1%王国を探求する!のまとめ
韓国のお国事情から、政府が推進をしてキャッシュレス化が始まったのですね。
とてもいいことですね。うまくWin-Winの関係を作ったものだと感心しました。
一方、日本は、このキャッシュレス化が世界に大幅に遅れをとっていますが
これだけではなく、まだほかにも遅れていることがたくさんあるのです。
代表的なものは、「マイナンバーカード」でしょうか。
えっ? と思われた方もあると思います。
おーっ と思い出した方もあると思います。
3年前から導入し日本国内に広めようとしていますが、現在の普及率は、
わずか約10%です。キャッシュレス化とどっこいどっこいですね。
国のリーダーシップの違いなのでしょうか?目的が違うのでしょうか?
日本は、何をしたいのでしょうか。
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