2019年7月21日(日)、第25回参議院議員の投票結果、令和新選組比例代表の特定枠を利用した木村栄子(54)氏が初当選。木村英子氏は、重度の身体障害の脳性まひです。右手以外は体が動かない木村栄子氏の経歴と評判に迫ります。
2019年7月21日(日)、第25回参議院議員の投票の結果、代表である山本太郎氏が率いる「れい
わ新選組」から比例代表の特定枠を利用し立候補をした木村栄子氏が初当選しました。
木村栄子氏は、重度の身体障害者で脳性まひと診断されながら、右手以外は、全く動かないそ
うです。
そのような木村栄子氏は、どのような経歴と評判があるのか、どのような政策をもって国会に
挑むのか追求してみました。
[比例代表の特別枠]
今回の選挙から導入されました。
比例代表で、各政党が当選者の優先順位を事前に決められる制度。
特定枠の候補は、個人ごとの得票数に関係なく、名簿に記載されている順番で当選が決まりま
す。
特定枠には、制限がついていて、個人での選挙活動は、できません。選挙事務所や選挙カーも
使用できません。さらには、ポスターの掲示も禁止というものです。
木村英子氏の重度の身体障害の脳性まひの症状とは?
木村英子氏が重度の身体障害となった原因とは、生後8か月の時で、歩行器ごと玄関から落下
してしまって、頸椎を損傷したことにより重度の身体障害となってしまったといいます。
症状は、左手と両足がほとんど動かせない状態です。
毎日の生活は、車イスを使って、介護者が必要で常に付き添います。
ですから、生まれてから今日までの半生は、自由に体を動かせなかったんですね。
生後8か月の出来事なので、ほとんど記憶が無いでしょうね。
とてもつらいことですね。
そのような体の木村英子氏の生い立ち・経歴を見ていきましょう。
木村英子氏の生い立ち・経歴
木村英子(きむら えいこ)1965年5月11日生まれ、54歳、神奈川県横浜市出身。
神奈川県立平塚養護学校高等部卒業。
前職:全都住宅障害者の保障を考える会代表、全国公的介護保障要求者組合書記長
1965年5月11日、神奈川県横浜市に生まれます。
生後8か月の時、歩行器毎玄関に落下、頸椎を損傷し重度の身体障害を負
います。
1972年(7歳)、「ゆうかり園」に入園。施設の附属養護学校に通学。
1984年(19歳)、神奈川県立平塚養護学校高等部卒業。家族の介護や施設の生活を拒否し
東京都国立市で自立生活をスタートします。
1994年(29歳)、「自立ステーションつばさ」(東京都多摩市)を設立し、障害者運動、自立
支援に関わります。
2019年7月21日(54歳)、第25回参議院議員選挙で、れいわ新選組(山本太郎代表)の比例区
特定枠2位で立候補し初当選を果たしました。
木村英子氏の評判
れいわ新撰組から障害者である木村英子・舩後靖彦の両氏が当選した事で、これまで「健常者」である事が当たり前だった国会から、バリアフリーを考慮した国会運営が必要不可欠となりました。
自分の議員生命をかけてでも、この二人を優先的に比例名簿で上位に置いた山本太郎氏には敬意を表したい。 pic.twitter.com/PBafz5kft0
— 大神 弘 (@ppsh41_1945) 2019年7月21日
れいわ新選組代表の山本太郎との出会い
木村英子氏とれいわ新選組代表の山本太郎氏との出会いは、障害者の自立支援活動を通して知
り合いました。
お互いの障害者に対する思いがマッチしたんですね。
山本太郎氏が、木村英子氏の活動を見ていて、国会では、バリアフリーの対応が不十分、介護
者の入場も認められない現状を、どうにか変えられないだろうか、の思いから木村英子氏に出
馬をお願いします。
木村英子氏は、少しでも障害者と健常者の心の距離が縮まれば、自分の体で障害者対策を変え
られれば、と語っています。
木村栄子氏の政策・メッセージ
・障害があっても当たり前に地域で生きられる社会にしたい。
・重度の障害者は、誰かの介護が無ければ、施設にはいるしかない現状を改善して自立の応援
をしたい
木村英子氏ならではの半生で得られた経験を活かしたいですね。
8月1日の臨時国会に「登院できない」とは?
重度の障害を持つれいわ新選組のふたり、舩後靖彦氏と木村英子氏が、制度の壁に閉ざされ8
月1日に予定されている臨時国会に「登院できない」!
どのような「制度の壁」なのでしょう。調べてみました。
現在ふたりは、重い障害があるために生活をサポートしてもらうため障害福祉制度の重度訪問
介護を受けています。
この「重度訪問介護」は、規則で、働くと通勤や仕事中にこのサービを受けられないのです。
そこで、木村英子さんが厚生労働省に「このままの制度では、介助を受けながら働くことは出
来ない」と訴えたものです。
7月29日、参議院の議院運営委員会でも話し合う予定になっていますがが、どうなることでし
ょう。
木村英子氏脳性まひながら初当選経歴と評判は?8/1登院できない!のまとめ
木村英子氏の生後8か月から現在までの脳性まひの重度障害者となってしまい、生活するに
は、常に介護者がいなければならないという、大変な半生を生きてこられました。
健常者には、とても考えられない違う角度からの支援策をどしどし出してほしいものです。
国会に新風です。
ですが、国会に登院前に問題が生じた模様ですよ。
木村英子氏は、重度訪問介護のサービスを受けているのが現状ですが、規則により、働いてし
まうとこのサービスが受けられないという「制度の壁」により、国会に登院できないと訴えて
います。困ったものですね。
登院に間に合うよう、話がつけばいいですね。これも障害者の改善の一つですね。
これからの活躍を見守りたいと思います。
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