太陽光発電が、いざ停電となった時に、役に立たないのをあなたは、知ってましたか?太陽光発電に対しての知識不足にによる勘違い、あるいは勝手な思い込みで、停電時も安心に普段通りに電気が使えると思っていませんか?
太陽光発電、マイホームの屋根にソーラーパネルが乗ってる。
電気代安いだろーなー。
停電しても安心だなー。
そう、お思いのあなたへ
ちょっと、待ってくださいよ。
実は・・・
その前に、基礎知識で、太陽光発電としくみについて簡単なお勉強をしましょう。
基礎知識、太陽光発電とは、しくみ?
出典:太陽光発電協会
①太陽光発電とは、太陽の光のエネルギーを電気に変えることで、太陽電池が必要です。
②太陽電池が発電した直流電力を、パワーコンディショナーで、交流の電力に変換し、電柱か
らの交流電力と同じにします。
③交流電力に変換することにより、家庭内のさまざまな家電製品(照明、エアコン、テレビ、掃
除機など)が使用できます。
太陽光発電システムとは
太陽光発電システムは、電力会社と配電線と繋がっています。
お家での発電電力が消費電力を上回ると、電力会社へ逆に送電(逆潮流)して電気を
買い取ってもらうことが出来るのです。
発電電力>消費電力=電力会社が電気を買い取り
反対に、
発電電力<消費電力となった場合は、従来通り電力会社の電気を使用します。
発電電力が消費電力よりも少なくなる場合とは、お天気が曇りや雨の日で、夜間
などで、太陽電池に光が当たらないケースの時、発電は少なくなります。
このような電気のやり取りは、自動的に行われるので、いちいち操作をすることはあ
りません。
太陽光発電と太陽光発電のしくみについて、解説してきました。
とても良いシステムと思うでしょ。
電気が余ったら買い取ってももらえるし。
しかーし!
ここからが、本題です。
ここが、大きな勘違いの始まりなのです。
停電したら太陽光発電システムに自動で切り替わる?
では、本題にはいります。
想像してみてくださいね。
突然、停電になった時のことを。
あなたは、ここまでの太陽光発電システムについての知識では、
突然、停電になったら、つまり電柱から各家庭に供される電力会社からの電力
がストップした場合、自動で太陽光発電システムに切り替わり、何事もなく
過ごせると思ってはいませんか?
それは、間違いです!
実は、停電時に太陽光の電気を使うには、「自動運転」※にいちいち切り替えなれば
ならないのです。
※自動運転への自動切り替え機能がある太陽光システムもあります。
理由は、停電した時は、発電した電気を電気を電力会社に送ってはならな
い。という決まりがあるためです。そのため、太陽光発電は、一旦発電を停止します。
切り替えた後、自立運転出力用コンセントに電気製品を接続し、太陽光発電の電気が
使えるようになるのです。(下図参照)
出典:タイナビ
自立運転モードへの切り替え方法
自立運転の操作方法は、メーカーにより、取扱いが異なります。
今回は、京セラ製を例として説明します。
①パワーコンディショナーの運転スイッチをOFFにします。
②外部にあるブレーカー(分電盤の太陽光発電システム専用ブレーカー)をOFFにします。
③パワーコンディショナーの運転スイッチをONにします。
停電が復旧した場合は、太陽光発電を連携運転に戻しましょう。※
戻すことにより、太陽光発電の電気で自家消費と売電が可能となります。
※自動的に連携運転モードに切り替わるものもあります。
太陽光発電の電気に注意する家電と消費電力
太陽光発電に無事切り替わったからといって安心は禁物です。
そして、消費電力は、最大1500Wと制限されますので、注意が必要です。
その理由として、前記しましたが、思い出してください、
一般的な太陽光発電は、「停電すると一旦発電を停止します」
そして、手動で「自立運転モード」に切り替えます。
短時間でも停まってしまうと生命や財産に重大な支障がでる電子機器があります。
また、太陽光発電の電力は一定でない。晴れている場合、曇りや雨の場合、電力
はバラツキます。
太陽光発電の苦手とする家電があります。
モーターやコンプレッサー、ヒーターなどの家電で、洗濯機、掃除機、
暖房などのヒーター、ドライヤー、蛍光灯などの動作開始時の「突入電力」
が大きいためです。不安定な電力には、不向きとなり、正常に動作しない
可能性があります。
パソコン・医療機器(生命維持装置)・洗濯機・掃除機・暖房用ヒータ・ドライヤーなど
太陽光発電は停電時に役に立たない!は本当か、あなた知ってましたか?のまとめ
思わぬ表違い勘違い。
太陽光発電のシステムに知識がないと、いざ停電と言った場合に、
せっかくの太陽光発電システムは、宝の持ち腐れとなってしまいます。
これから太陽光発電システムを設置する場合、
①自立運転モード
②連携運転モード
の2つは、手動ではなく、「自動」で切り替わるものがいいですね。
突然の停電は、それほど頻繁に発生することはなく、いま覚えたにせよ
いざと言うときには、忘れてしまっているでしょうから。
また、太陽光発電の電力に注意しなければならない家電があります。
そして、消費電力は最大で1500Wです。
注意して確認するようにしてください。
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