家庭用蓄電池と電気自動車はどちらが買いか?突然の停電対策を!

自動車

家庭用蓄電池と電気自動車に搭載されている蓄電池を家庭用蓄電池として使用した場合、どちらが買い得か?突然の停電時の対策に備える為、出来るだけ費用は抑えたい。しかし、できるだけ電気を長くたくさん使いたい。そんな都合のいい方法はあるものなのか。調べました。

 

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家庭用蓄電池の役割とは

家庭用蓄電池とは?

あまり聞きなれないな? と思われる方も多いのではないでしょうか。

 

近年、自然災害の地震や台風などでの非常用電源として、注目を浴びてきています。

突然の停電時、家庭での電化製品を使用するための家庭用蓄電池の導入を検討

する方も増えてきました。

しかし、導入時の費用が気になるところです。

 

一方、電気自動車が、この家庭用蓄電池として利用できるというので、

電気自動車を家庭用蓄電池として了する場合の費用も見ていき

どちらが買い得なのか調べてみました。

家庭用蓄電池とは?

家庭用蓄電池とは、簡単に説明すると、携帯電話をイメージしていただいて

それに使用されているのがリチウムイオン電池と呼ばれるものです。

 

このリチウムイオン電池を家庭用の電力に使用するために

中型化や大型化したものです。大きさは、エアコンの室外機ほどあります。

家庭用蓄電池を導入にかかる費用

家庭用蓄電池は、現状の所、高額となっています。本体費用以外に設置費用や諸経費が発生し

ます。

また、蓄電池の種類容量により価格も大きく違います。

・本体の機器価格(家庭用、定置型で100万円以上)

・設置費用

・諸経費

・消費税

※各自治体で、補助金制度を設けている地域があるので、確認してみましょう。

 

価格例

製品名 パナソニックLJPB21A/LJB1156(5.6kWh)/シャープJH-WBP67A(8.4kWh)

・本体機器価格 1,823,000円/2,910,000円

・補助金     600,000円(東京都の場合)

・実質負担価格 1,223,000円/2,310,000円

・設置費用+諸経費+消費税

※2019年現在、省エネドットコム調べ。

お住まいの自治体の条件により補助金は異なり終了している場合もあります。確認してください。

電気自動車が家庭用蓄電池として利用できる車種

2019年6月時点

・日産自動車「リーフ」(EV) 総電力量62kWh/40kWh(全年式)

・日産自動車「e-NV200」(EV) 総電力量40kWh/24kWh(全年式)

・三菱自動車「i-MiEV(アイ・ムーブ)」(EV) 総電力量16kWh(10年式)/10.5kWh(10年式外)

・三菱自動車「MINICAB-MIEV」(EV) 総電力量16kWh/10.5kWh(全年式)

・三菱自動車「MINICAB-MiEV Trnck」(EV) 総電力量10.5kWh(全年式)

・三菱自動車「アウトランダーPHEV」(PHEV) 総電力量13.8kWh(19年式降)12kWh(13年式/13年式除く)

電気自動車を家庭用蓄電池として利用する場合「V2H」?

電気自動車の蓄電池(バッテリー)の電気を、家庭用として使用するには、

「V2H」に対している電気自動車でなければなりません。

 

この「V2H」は、「Vehicle to Home(ビーグル ツー ホーム)」と言います。

一般的な伝自動車は、家のコンセントから電気をもらい充電します。

しかし、その逆は、出来ないのです。

 

この「V2H」があると、電気自動車のバッテリーから自宅の家電を使用することが出来ます。

停電時にも安心ですね。

自動車走行や家庭電力の両方を賄うことが出来ます。

V2Hに必要となるもの

・V2Hに対応している電気自動車

・電気自動車(EV)用のパワーコンディショナー

 

※パワーコンデイショナーとは、電気自動車のバッテリーに蓄電している電気は、

直流なので家電製品は、交流なので、交流に変換する装置です。

V2Hの費用は

・ニチコン「VCG-663CN3」 398,000円(入門モデル)

・ニチコン「VCG-666CN7」 798.000円(中級モデル)

・三菱「SMART V2H」 950,000円前後

 

※V2Hの設置費用は、設置場所の状況などにより違うので

一概に算出できません。

機器代や設置費用が国と自治体から補助金が支給されます。確認しましょう。

家庭用蓄電池のメリット・デメリット

今現在、家庭用蓄電池は、買い得か?

「うーん」と悩む。

採算性から見ると、元が取れない。(デメリット)

例えば、前記した価格例のパナソニックは、補助金を入れても総費用は

軽く100万円を超えてしまいます。耐用年数は、おおよそ10年。

蓄電池の効果で年間10万円の節約効果があれば、採算はとれますが

今現在では、苦しいのが現状です。

突然の停電時の非常時用電源という考えであれば、期待は出来ます。(メリット)

家庭用蓄電池は、現段階では、これからというところでしょうかか。

電気自動車のメリット・デメリット

・停電時にも利用が出来る

・電気代の節約となる

・環境にも優しい

どっちが買い得か?

一概に、どっちといいのは難しいですね。

家庭用蓄電池、電気自動車を決めるにしても

蓄電池の容量、電気自動車では、乗る方に重点をおくか、バッテリーの容量に

重点をおくかなどで、人それぞれに費用が変わってしまいますね。

 

あとあと困らないためには、どのような利用方法にするかはっきりとした

目的を決めて、ひとつひとつ、選択して決定した方がいいですね。

家庭用蓄電池と電気自動車はどちらが買い得か?突然の停電対策を!のまとめ

家庭用蓄電池と電気自動車のそれぞれの内容は、理解できたでしょうか?

最終的な、家庭用蓄電池か電気自動車かの買い得は、ひとそれぞれの

 

目的により変わってしまいます。

家庭用蓄電池も電気自動車も技術革新により、長時間利用できるようになるはずです。

 

機器の価格や電気自動車の価格は、現在、まだまだ高価で、その割には

蓄電池の容量、利用時間が短いという状況ではありますが

 

目的を「突然の停電時の緊急電源のため」とすれば

とてもよい対策内容出来ないかと思います。

 

一度、ゆっくり、ご検討されてはいかがしょうか?

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