家庭用蓄電池を選ぶときのポイント4つを、誰にでもわかりやすく解説します。家庭用蓄電池は、突然の停電などで、非常用の電源として関心が高まっています。種類も多く、いざ選ぶとなると、何を判断材料とすればよいのでしょう。分かりやすく解説いたします。
家庭用蓄電池の選ぶポイントは、7つで3種類!
①容量
②出力
③寿命
④価格
⑤蓄電池の大きさ
⑥太陽光発電と併用か
⑦保証期間
①定置(独立)型
②連係型
③電気自動車(EV)型
以上の7つのポイントと3種類のタイプについて、分かりやすく解説していきます。
家庭用蓄電池のポイント①容量
貯められた電気の量は「○○kWh」「○○Wh」という単位で示します。
この「○○」の部分の数字が大きいほど、電気を大量に蓄えられ、使用時間も長くなります。
カタログなどに定格容量○○kWhと記載の場合、実際に使用する可能な容量は、○○より
少なくなります。全部は、使用できないということです。
出典:www.karaki-d.co.jp
その理由は、リチウムイオン電池の特性で、過充電・過放電に弱いために、充電100%、
放電を0%までしないように制御されています。
そのため、定格電流だけではなく、使用可能な容量も確認しておきましょう。
電力(W:ワット)=電流(A:アンペア)×電圧(V:ボルト)
で、電力に電気を使用する時間(h:アワー)を掛けると
電力(W:ワット)×使用時間(h:アワー)=電力量(Wh:ワットアワー)となります。
例
電球(100W)を2kWh(2,000Wh)の蓄電池で使用した場合、
2,000Wh÷100W=20h
20時間使えることが分かります。
容量がどのくらいあると、何時間、どれくらいの家電を使用できるのかが大切です。
家庭用蓄電池のポイント②出力
容量がどのくらいあると、何時間、どれくらいの家電を利用することが出来るのか
大切なポイントとなります。
家庭用蓄電池のポイント③寿命
家庭用蓄電池の寿命とは、充電と放電を繰り返していくと蓄電容量が徐々に減ります。
この充放電の回数のことを寿命といっています。
永久的に使用できるわけではないということです。
家庭用蓄電池のポイント④価格
技術革新と共に、蓄電池の価格は、安くなっていきます。価格の下落に比例して
「補助金の額」も下がります。
いつ設置をしても、この「補助金の額」を調整して、実質価格は一定になるような仕組みにな
っています。
出典:www.karaki-d.co.jp
・パナソニック(5kWh) 99.8万円
・シャープ(4.8kWh) 180万円
・NEC(5.53kWh) 240万円
・京セラ(7.7kWh) 240万円
・東芝ライテック(6.6kWh) 270万円
・フォーアールエンジー(12kWh) 335万円
家庭用蓄電池のポイント⑤蓄電池の大きさ
家庭用蓄電池には、「屋内型」と「屋外型」の2種類があります。
・屋内型の大きさは、大体の目安は、エアコンの室外機1つより一回り大きめ。
・屋外型はエアコンの室外機2つ分より一回り大きめ。
重量が気になるところで、各メーカー、製品によりさまざまで、
おおよそ70kg~250k程度です。
屋内型を設置する場合、この重量を考慮し、床の強度を確認しておきましょう。
家庭用蓄電池のポイント⑥太陽光発電と併用か
太陽光発電との併用が抜群にいいです。
太陽光発電を設置してある場合は、併用した場合の効果の確認をしましょう。
家庭用蓄電池のポイント⑦保証期間
メーカーにより、補償内容は違うので、内容と期間をしっかりと確認しましょう。
その他
騒音 約35db~40db以下で、エアコンの室外機よりも静かなレベルです。
しかし、室内型の場合は、この騒音が気にならない場所に設置しなければなりません。
家庭用蓄電池のタイプ3種類
①定置(独立)型
出典:蓄電ナビ
②連係型
出典:蓄電ナビ
③電気自動車(EX)型
出典:省エネドットコム
出典:省エネドットコム
家庭用蓄電池を選ぶポイントは、4つ!誰にでもわかりやすく解説しますのまとめ
各メーカーや製品により、様々な特徴があります。
また、総費用も考え、自分の家庭に合った使用方法を明確に
しておくと、家庭用蓄電池を選ぶときに、時間はかからないでしょう。
くるまを買い替える予定がある方は、電気自動車を家庭用の蓄電池として
考えると、電気代ゼロも夢ではありません。電気自動車を家庭用の蓄電池
として利用するのには、それに対応した電気自動車が必要となります。
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