このところの新車では、電動パーキングブレーキが増加中と言われています。サイドブレーキと呼ぶのは時代遅れなのか。電動パーキングブレーキが採用されるメリットとは、また、構造は、詳しく調べてみました。
くるまのブレーキの種類
くるまを停止したり、スピードを減速するためにブレーキはあります。
ところで、一般的なくるまにこのブレーキは、いくつあるでしようか?
そうです。3つあります。
えー、そんなにあるのー
です。
よく聞く話で、2つは、分かるが3つ目はどこにあるのか?
冗談ではなく、3つ目を知らない方が、意外と多いのです。
一つ目は、アクセルペダルのすぐ隣にあるフットブレーキ。主に運転中に使用します。
二つ目は、サイドブレーキ。車種によりさまざまな位置にあったり、引き上げレバーや
足でペダルを踏み込むなどいろいろなタイプがあります。主に、くるまが停車した時に使用し
ます。
そして、三つ目は、エンジンブレーキ。本当の話で、知らない方は、くるまの中をあちこち
探す方もいます。こちらは、ブレーキの補助的な役割のものです。
そのほかに、参考ですが、大型トラックやバスでは、排気ブレーキと呼ばれるものもありま
す。
今回のお話は、この中の「サイドブレーキ」となります。
電動パーキングブレーキの構造
それでは、「サイドブレーキ」と呼ばれていたものが、現在では、電動パーキングブレーキ
と言う名でデビュー。
この電動ブレーキは、初期のころは、高級車にしかないものでしたが、今年2019年では、
軽自動車でも採用されているほど、普及し始めているというのです。
電動パーキングブレーキ(EPB)は、構造によって大きく分けると2種類あります。
①従来からの構造で、サイドブレーキのワイヤーを手や足にかわってモーターで巻き取るタイ
プ(初期のころのタイプ)
②最近では、後輪のブレーキシステムの中のディスクブレーキのキャリパーにモーターがあ
り、スイッチの操作でキャリパーピストンを動かしてパーキングブレーキとするタイプ。
動作は、スイッチを上げると作動し、押せば解除。が一般的です。
アクセルを踏み込むと自動で電動パーキングブレーキが解除される車も増えてきています。
停車する場合は、追従クルーズコントロールで、パーキングブレーキを利用した停止保持機能
もあります。
電動パーキングブレーキのメリット
・電動パーキングブレーキ最大のメリットで、スイッチ一つで簡単に操作できることです。
手や足を使い、力を込めることもないです。従来では、サイドブレーキを解除しないままで
走行してしまったりしましたが、そのような操作ミスがなくなりました。
電動パーキングブレーキで、作動させたまま走行してしまっても警告してくれます。
最近では、Dレンジでアクセルを踏むと自動解除になる車も登場しています。
また、パーキングブレーキだけの機能でけではなく、車を停める状況に応じて
道路の傾斜をセンサーで検知し確実に停止できるようにブレーキの強さを
細かく制御します。
デメリット
電動パーキング最大のデメリットでしょう。
電動のブレーキなので、当然ながらバッテリーが上がってしまったら、作動しません。
発進することはないので、停止状態でバッテリー交換をすればいいですね。
しかし、この電動パーキングブレーキにはいろいろと動作手順があるのです。
シートベルトをしないと電動パーキングブレーキは、解除しないで
モーター音のみで前進はしません。
とか
短時間で作動と解除を繰り返すと一時的に使用不可となります。
電動パーキングブレーキが故障状態で、ブレーキがかかったまま
走行してしまうと事故になる可能性があります。
手動でブレーキを解除する場合などは、フットブレーキを踏み込んだ状態で
電動むパーキングブレーキを押し下げます。
など。
以上のように、電動パーキングブレーキには、それぞれ手順があるので
理解しておく必要があります。
電動パーキングブレーキが増加中!その構造とメリットとは?のまとめ
電動パーキングブレーキを甘く見ていた方は、よく勉強しておきましょう。
(私も含め)
たかが電動パーキングブレーキ、されど電動パーキングブレーキ!
正しい使用方法をマスターしておかないと、くるまをスムーズに乗り越せない
感じがしてきました。
コメント