家庭用蓄電池の市場規模が急上昇中との情報が入りました。家庭用蓄電池と聞くと高価なイメージがあると思いますが、いまなぜ、市場規模が増加しているのかその背景と、今後の家庭用蓄電池の動向を予測してみました。そろそろ買い時なのかも調べてみました。
市場規模が急上昇中の家庭用蓄電池とは?
家庭用蓄電池とは、二次電池でありその名の通り家庭用の蓄電池です。
家庭用蓄電池は、蓄電する容量が4~8kWh程度が主な製品となっています。
戸建て住宅や集合住宅向けに製品化されました。
家庭用蓄電池の役割は、突発的な出来事による停電が発生した場合に
非常用電源として活用出来たり、
太陽光発電システムと組み合わせることによって
太陽がある日中は、太陽光発電の電気を利用し家庭用蓄電池に充電を、
太陽がない夜間には、料金が安い深夜電力から充電しておくことが出来
必要なときに自家消費するといった利用方法があります。
以前、家庭用蓄電池は、設置の費用に数百万もかかってしまうので
なかなか一般的に普及は進みませんでした。
家庭用蓄電池が増加している背景とは?
実際どのくらい家庭用蓄電池が増加しているのか見ていきましょう。
家庭用蓄電池は、2017年度800億円から見てみますと、その後は、1年で100億円もの増加を
しているのが現状です。
2011年の東日本大震災の翌年の2012年から、家庭用蓄電池に補助金制度が始まりました。
その目的とは、そのような自然災害時に停電対策のためや電力不足を補うためでした。
国が家庭用電池の補助金制度でバックアップすることで、
ひとつの住宅あたり上限は100万円という補助が受けられました。
その結果、家庭用蓄電池は、大いに売れたと言います。
しかし、2015年には、この補助金制度は廃止となり、
2016年度には、急減してしまいました。
次の2017年に800億円まで拡大した市場の背景には、ふたたび家庭用蓄電池に
脚光が浴びた要因として、自家消費ニーズの高まりと太陽光発電の売電期間の終了
(FIT)が始まったことです。
それまでは、太陽光発電システムを導入する目的は、ほとんどが売電ができるから
でした。
しかし、2019年は、この売電が終了となる年となります(2019年問題といわれています)が、
その前に自家消費を目的とした太陽光発電システムを導入するという人が増加しました。
そうして、2017年あたりから、太陽光発電システムと組み合わせる家庭用蓄電池に注目が集ま
り導入する件数が急上昇となった分けですね。
自家消費ニーズの高まりも後押し
自家消費ニーズの高まりが、家庭用蓄電池の増加に後押しをしています。
そのあと押しと言うのは、昨今、台風や地震による自然災害による「停電」です。
テレビなどのニュースで流れてくる動画を見るたびに、蓄電池の必要性が
感じたことでしょう。
家庭用蓄電池を非常用電源とする必要性が高まっています。
今後も、何十年に一度の大災害とか報道され続けていますが
実際の所、毎年、大被害が発生しています。
このような現状からも、家庭用蓄電池の需要は、伸び続けていく
事でしょう。
補助金の再開で後押し
太陽光発電システムとの併用が条件となりますが
2019年5月から開始されています。
その名目は「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」
です。
この補助金は、上限60万円までとなっていて、蓄電池の容量やタイプにより
補助金の金額が変動します。
また、条件が、「これから導入する人」と「すでに10kw未満の住宅用太陽光発電を設置して
いる人」です。
パワーコンディショナーの買い替え時期も後押し
太陽光発電システムには、無くてはならないもの
パワーコンディショナーです。
このパワーコンディショナーの買い替え時期、寿命は10年とされています。
太陽光パネルの寿命は、20年なので、パワーコンディショナーの
買い替えが発生します。
このような事情から、パワーコンディショナーを買い替えるついでに
蓄電池も一緒に導入してしまおうという人が増えていると言います。
このように、自然災害による停電が多くなる現実と
太陽光発電の売電終了やパワーコンディショナーの寿命
を迎えた2019年、買い替え需要と自然災害に対する災害絵の備え
がクローズアップされてきました。
国も蓄電池の購入に補助金を再開するなど積極的に動き出しました。
今後、蓄電池の導入を考えている方には、今がチャンスなのかもしれません。
そして、この流れは、これからますます右肩上がりでしょう。
補助金がつく今が買い時!
家庭用蓄電池の市場規模が急上昇!いつ買いか今後の動向を予測!のまとめ
今後、家庭用蓄電池の必要性がわかる無いようだったと思います。
自然災害を見てもわかりますが、過去にはない雨の降る量の多さや
最近の台風の被害は進行する方向が分かっていながらも、想定外の
被害をもたらしています。
その被害の後の、停電の被害も今年2019年で痛いほど知らされたと思います。
電器の大切を。
電器が無いと、連絡も出来ない、水もポンプでくみ上げられない、
夏場のエアコンが使えないつらさなど
被害にあっても大丈夫なように、非常蓄電池としての
家庭用蓄電池の導入を検討するいい時期なのではないでしょうか。
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